希望へ
2020年05月16日
地元のお気に入りのサロン
緊急事態宣言が出て
すぐに休業に入った
他のお店は営業を続ける中、迅速な対応
苦渋の決断だったに違いない
誠実なオーナーの人柄がうかがえる
そんな中
一通のはがきが届いた
コロナで経営が難しくなり
スタッフ全員退職予定
営業を再開するが
今後どうするか判断したいとのこと
久しぶりに伺うと
常連さんで活気が戻っている
もちろん
お客様の間隔を空けてソーシャルディスタンス
回転率半減
辛い所だろう
スタッフさんは全員マスク姿
お客様には手づくりのマスクを配っている
なんという心遣い
スタッフさんが胸の内を話してくれた
突然の休業で何も考えられなかった
退職となると困ってしまう
オーナーが頑張ってくれているけれど
休業していた期間の家賃も払わなくてはいけない
これからどうなるのか
お店が続いてくれれば辞めなくて済む
なんとか明るい希望がほしい
切実な声
スタッフさんもだけど
オーナーの苦労たるやいかばかりか
帰り際
もしお店を閉めることになったらお知らせします
と言われたけど
そんなことにはならないですよ
とアタシは答えた
だって、、このサロン
とっても気が良いし
夏服で笑うスタッフさんが
ありありと浮かんだもの
大丈夫
無責任に思われそうだから言わないけど
アタシのこういう勘はハズレない
頑張ります!
オーナーの力強い声に見送られて
サロンを後にした
こんな風に
経営に苦しむお店は沢山あるんだよね
苦しい時を支えるのはきっと私達
その想いが届いて
希望へ繋がることを心から願っている
大塚 恵久